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山之口貘をうたう [音楽の話]

山之口貘(やまのくちばく)、1903年(明治36年)沖縄県那覇市生まれの詩人。
以前から高田渡が歌う「生活の柄」で名前は知っていたが、最近高田渡が監修して山之口貘の詩に曲を付けたCD「山之口貘をうたう」を知った。高田渡の他、大工哲弘、佐渡山豊、石垣勝治、嘉手刈林次など沖縄出身の唄者が歌っている。
このCDを聞いていると、現在の日本を歌っているように感じる。
3月11日の東日本大震災から4ヶ月経ったが、福島第一原発事故の収束にめどが立たない。とうとう放射能に汚染された牛肉まで流通してしまった。

山之口貘の詩に「鮪に鰯」がある。前半を引用する。
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鮪の刺身を食いたくなったと
人間みたいなことを女房が言った
言われてみるとついぼくも人間めいて
鮪の刺身を夢見かけるのだが
死んでもよければ勝手に食えと
ぼくは腹だちまぎれに言ったのだ
女房はぷいと横にむいてしまったのだが
亭主も女房も互いに鮪なのであって
地球の上はみんな鮪なのだ
鮪は原爆を憎み
水爆にはまた脅かされて
(後略)
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鮪に鰯は、1954年のビキニ環礁で行われた水爆実験を歌った詩だが、福島第一原発の東京電力と政府の対応を批判しているようだ。鮪を牛肉に言い換えると、現在の日本に当てはまってしまう。
山之口貘でWebサイトを検索していると「贅沢な貧乏詩人」と書かれたページがあった。山之口貘の詩は、その当時の自身の貧乏生活を歌った詩がほとんどだが、今その詩を読んでいると、現在の格差社会を風刺しているように感じてしまう。

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投稿者:て~げ~


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